戸建ての外壁塗装費用の見積もりで気をつけたいこと

外壁の劣化による塗り替えやリフォームによって外壁塗装を考えた時、まずは業者に見積もり書を依頼することと思います。
業者によって見積もりの方法やフォームは千差万別。
一概に比較をするのは難しいかもしれませんが、こんな外壁塗装の見積もりにはご注意!

外壁塗装会社の営業マンが訪問後わずか数分で作成した見積もり

外壁塗装会社に雇われている営業マンが、飛び込み営業でお客様の自宅の外壁塗装の見積もりをわずか数分でお客様に手渡す場合には注意!

このような営業マンは、外壁塗装の知識がほとんどないことも多いのです。というのも、外壁塗装会社の営業マンは入れ替わりが激しいという背景があるからです。

もしかしたら、3か月前に雇われたばかりの営業マンかもしれませんし、1ヶ月後には辞めている可能性もあります。

外壁塗装会社がこの手の営業マンに求めるものは、外壁塗装の知識などではなく、いかに早く目の前のお客さんから仕事を依頼してもらうかです。

そのために、手をかけた見積もりはせず、縦横のおおよその長さと、仕上がり塗料の条件だけで見積金額をその場で決めているのが実情であったりします。

この二つの条件だけなら、素人でもすぐに見積もりができます。見積もりの時間が早すぎる場合、大雑把な見積もりとなり、さらに割高に設定されている可能性が高いので注意したいものです。

「外壁工事一式〇〇円」とだけしか書いていない見積もり

いままでに、施工業者で見積もりを取られた経験があるかと思いますが、どのような見積もりだったでしょうか?

外壁塗装をする会社の中には「外壁工事一式〇〇円」とだけしか書いていない見積もりをだす業者がいます。

このような見積もりの問題点は、塗装の面積、どんな塗料を使うのか、下地処理はするのか、足場は建てるのか、養生はどうするのか、などの塗装工事に関する情報が何もわからないということです。

つまり、この外壁塗装の値段が適正かどうかを判断することができないということ。その仕上げで後々問題がないのかどうかもわかりません。

このように「外壁工事一式〇〇円」としか出さない見積もりは注意が必要です。

「塗料メーカー」「商品名」がない見積もり

見積もり書に、アクリル塗装、シリコン塗装などの塗料の種類の記載はあるものの、「塗料メーカー」「商品名」などの記載がない見積もり書を見受けます。

塗装が多少わかる人であれば、シリコン塗装の耐用年数がわかる方もいるでしょう。近年は、ネットや塗装店に聞くなどで、おおよその耐用年数を知ることも可能です。

同じシリコン塗装でも、6000円の物もあれば、3000円の物もあり、値段も耐用年数も大きな差があります。

「塗料メーカー」「商品名」があればどんな塗料か調べることができますが、シリコン塗装としか記載がなければ、どこの塗料メーカーでのどんな商品なのかもわかりません。

「塗料メーカー」「商品名」を提示できないような業者の見積もりも注意が必要と言えるでしょう。